私のお気に入り 〜パン屋さん〜

  パリの街を歩くと必ず、どこからか美味しそうな香りが漂ってきて、
  パン屋さんを見つけることができます。

  パリジャンにとって、パン屋さんは、毎日通う身近な存在です。

  誰もが近所のいきつけのパン屋さんに、こだわりがあるようです。
  フランスは空気が乾燥していて、時間が少し経つと、パンがパサパサに
  なってしまいます。
  ですから、食事の前に買いにいくことになるのですね。

  お店が休みの日曜日でも、パン屋さんだけは交代で営業しています。
  日曜日は、開いているパン屋さんの前に長い列ができます。
  
  私の場合・・・
  マレに住んでいたときは、近くに美味しいと有名なパン屋さんがありました。
  7区に住んでいたときは、この写真のパン屋さんに行っていました。
  ここに着くまでの徒歩4〜5分程の間に、3軒ものパン屋さんの前を
  通り過ぎて、足を伸ばしていたほどのお気に入りの店です。

  本場のバケットは日本より塩味が強く、いつもバターなしでいただいていました。
  そして、このパン屋さんのクロワッサンは、パリで一番好きです。
  
  外はサクサクで、中はしっとり・・・、日本のクロワッサンとは、
  かなり違うので、今でも時々思い出します。
  パン屋さんの写真を見ているだけで、私にはパンの香りがするような気がします。